すきすきおにぎり10連ガチャ

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マイク・ロイコからの贈り物

『クリスマス・コラム―マイク・ロイコからの贈り物』を読んだ。

 

文化も時代も少し違うけれど、脳内で当時のアメリカ人になりきりながら、全体的に楽しく読めた。

新聞のコラムというのは、もう少し硬かったり、当たり障りないふわ~っとした感触のものだと思い込んでいたので、予想外の面白さだった。

 

チャールズ皇太子が微笑む理由」は、2023年現在を日本で生きる私がわりとそのまま受け取ってもくすっと笑える。

「何年か前にもいったことがあるかもしれないけどな、仕事がそんなに素晴らしいもんだったら、なんだってその見返りに、雇主が俺たちに給料を払う必要があるんだよ」

 そりゃあ、もちろん、僕らが携わってる仕事が有益で建設的で社会が正常に機能するためになくてはならないものだからさ。

「ふん。もしそうだとしたら、なぜ俺たちは連邦議会の議員に給料を払わなくちゃならねえんだよ?」

 なるほど。その問題についてはもう少し考えてみなくちゃならないな。

 

じゃがいも入りやきそば

栃木県栃木市のご当地メニューらしい。突然食べたくなったので作った。


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フライは面倒なので、サシャが喜びそうな蒸かした芋です。

 

近隣出身者だが、このメニューには全くなじみがない。

じゃがいもでボリュームましましなので、中高生の頃出てきたら嬉しかっただろうな。

今は「おいしいけど、じゃがいも入れすぎたな……」と思ってしまうのが物悲しい。

 

地域文化の広がり方はごく狭い範囲に留まったり飛び地になっていたりとよく分からないことが多いもの、みたいな話を学生時代に民俗学の講義で聞いた気がする。

柳田国男……カタツムリの話……をしていた気がする。

不真面目な学生だったため受講した講義の内容をほとんど覚えていない。

あまりにももったいないが、うろ覚えでもヒントがあると云年越しに再度知識の扉に辿り着くことが可能。Google先生ありがとう。

『蝸牛考』を教材に使っていたんだな。

そしてこの本では方言周圏論の話をしているらしいので、うろ覚えの内容が適当すぎる。

方言周圏論の内容と離れているので、ただの私の感想というか印象というか、雑な記憶だったっぽい。

『蝸牛考』にはあまりそそられないけれど、『遠野物語』はちょっと面白そうだし、読んでみようかなぁ。

実践の先送り

仕事をしている間は毎日10000歩程度歩いていた。

産休に入っても今後に備えて体力筋力を保つために歩行量を保たなければと思ってはいたのだが、結局こうなる。


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うん。知ってた。

 

この記事に触発されて、ブラックフライデー価格で『習慣の力』を読んだ。

本書を参考に考えてみる。

ルーチンに据えたいのは往復10−15分程度の散歩だ。

きっかけは朝食後か昼食後がいいだろう。片付けで立ち上がるから行動しやすそう。

しかし報酬・欲求を考えるのが難しい。

毎日散歩するごとにスムーズなお産に一歩近づいている*1みたいな、いいぞいいぞ感を醸す良い方法はあるだろうか。

 

……まあとりあえず明日は妊婦健診のため出歩くので、それで良しってことにしない?

 

*1:実際どうかはいざ臨んでみないと分からないので気休め

ガジェット愛

先日帰省した時、父が新しいモバイルバッテリーを譲ってくれた。

「確かにこれ良さそうだから私も買い替えたくなったけど、自分で買うし」と思ったものの、便利ポイントを軽く語ったうえで「持っていけば?持っていけば?」と、なんだか嬉しそうに言うので素直にもらってきた。

 

実家におや、と目にとまるものが増えているとき、それはたいてい父の購入品だ。

母は道具全般に対して興味が薄いようなので、反応してくれる人がいるとテンション上がっちゃうんだろうな。

今回モバイルバッテリー以外にも、台所によくわからない網のうちわのようなものが出現していた。油はね防止ネットらしい。母が調理時の油跳ねのつらさを嘆くので父がせっせと見つけてきたらしいのだが、母の反応はたいへんそっけない。

報われない献身……。まあでも夫婦仲は良く見えるので、うちはあれでいいのだろう。

 

もらったモバイルバッテリーを充電しながら、ふと手持ちのSurfaceMacBookが頭に浮かぶ。

自分で使うために買ったものなのだが、最近はもっぱら旦那さんの遠出のお供となっている。

でも、なんだかそれが嬉しいのだ。

役に立ってる感だろうか?分からないが、自分で使うよりも嬉しいまである。

父の気持ちが、少し分かるようになったのかもしれない。

 

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第一子よ、我々はあなたの友となるべく産まれてきた

つわりによる吐き気諸々の症状で弱っていたが、安定期になったら無事おさまってくれた。胎動も元気。順調順調。

シリンジと人工授精を何度もやってやっとここまできた、嬉しい。

 

↓先日これを読んだ。

anond.hatelabo.jp

タイミングも相まって、印象に残る内容だった。

 

まだ私がこの世に存在していなかった頃、私の姉について、母は悩んでいた。

「この子ったら幼稚園での様子を見るにいささか協調性に欠けていて、この先苦労するのでは……?」

母が幼稚園の担任に相談すると、「簡単なことだ、産める体ならもう一人産めばよい。弟妹がいれば自然に改善するだろう」と言う。

デリカシーとか気にしなかった私の両親は素直に受けとめて、ちょっと2、3日励んでみた。

そして私が産まれた。(どうでもいいけど妊孕力って遺伝しないんだなと思わされてやや侘しい。)

実際私の存在が姉の情操教育にいかほど役立ったかは謎だし、私が障害児として生まれたり兄弟仲が最悪になるなどして大変なことになる可能性もあったわけで、やはりアドバイスとしてはうーん、というところではある。

しかしお互い年を取った今、どうでもいいことをLINEできて、気軽にメシに行けて、仕事の利害関係もない人間というのは、結果として貴重な存在のはず。

 

姉よ、私はあなたのために生まれてきたようなものだ。

姉よ、私は今後ちょっと忙しくなるだろうけど、これからも仲良くしてくれ。

骨にもいいらしいよ

連休が始まった。

特に予定もなく、アウトドアな趣味もないので、完全な運動不足週間が始まってしまう。

日頃から、労働している日は自然と10000歩くらい歩いてそこそこ動けているようだが、休日は全然だめ。

↓ Oura Ringの画面が物語っている。

リングフィットにもフィットボクシングにも埃をかぶせてきた私だが、せめてこの画面をイイ感じにできるよう、家の近所を散歩しよう、と考えた。

考えたけれど、用事がないと外出しない人間としては「どこ歩いてくればいいんだ?」と、それを考えるのが面倒で、まだ一歩も動いていない段階ではやくも腰が重くなってきた。

こんな便利な世の中なんだからなんかこう、いい感じのものよあれ、と調べたところ、やはりあった。現在地から散歩コースを選定してくれるアプリというものが。

static.cld.navitime.jp

目的の歩数を指定するとコースを出してくれて、想定の距離や時間も出してくれる。ありがたや。

この連休はしっかり歩くぞー。

 

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ルール

「ルールは破るためにある」というフレーズを初めて耳にしたのはいつだったか。

あまり魅力的な響きではなかったが、書道をかじって守破離の概念を知ったときに、それは私の心の中でほんのほんのほんの少しだけ魅力を得た。

ルールを知らなければ、破ることなどできはしない。

法帖を臨書し、プロや専門生の作品を眺めて、「ルールを知る」というのがいかに大きな知識と研鑽の積み重ねであるかを実感してから冒頭のフレーズを反芻すると、たいへん高い志だなと感じ入ることがないでもない。

 

……などとこじつけてみたが、やはり響きが何となく軽薄に聞こえていまひとつだ。

ルールの中で暴れてこそ生まれる美しさもたくさんある。

守破離の守を怠ってはいい仕事などできぬ、という自戒を込めて、

「ルールは守るためにある」

と記して締めることにする。

 

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