『クリスマス・コラム―マイク・ロイコからの贈り物』を読んだ。
文化も時代も少し違うけれど、脳内で当時のアメリカ人になりきりながら、全体的に楽しく読めた。
新聞のコラムというのは、もう少し硬かったり、当たり障りないふわ~っとした感触のものだと思い込んでいたので、予想外の面白さだった。
「チャールズ皇太子が微笑む理由」は、2023年現在を日本で生きる私がわりとそのまま受け取ってもくすっと笑える。
「何年か前にもいったことがあるかもしれないけどな、仕事がそんなに素晴らしいもんだったら、なんだってその見返りに、雇主が俺たちに給料を払う必要があるんだよ」
そりゃあ、もちろん、僕らが携わってる仕事が有益で建設的で社会が正常に機能するためになくてはならないものだからさ。
「ふん。もしそうだとしたら、なぜ俺たちは連邦議会の議員に給料を払わなくちゃならねえんだよ?」
なるほど。その問題についてはもう少し考えてみなくちゃならないな。